『酸』をテーマにした【ひやおろし】
『酸』をテーマに、酸の輪郭を広げつつ、香りと旨味のバランスを取りながら、落ち着いた味わいを目指したひやおろしです。
酸の張りを出した分、ジューシーに仕上げましたが、単に甘味主体の香り系ではなく、フレッシュながら落ち着いた、フルーティーながら嫌味のない香り、ジューシーながらキレの良い甘味になっています。
甘味が好きな方は冷やして、酸味が好きな方は常温で、また37℃の燗酒も酸味が際立ち料理に合います。和洋問わずソース・タレで味付けされた肉や魚介との相性が抜群です。
成 分 等 |
日本酒度 |
+-0(中口) |
酸 度 |
1.75 |
AL度数 |
15 |
精米歩合 |
50% |
原料米 |
山田錦/雄町/愛山 |
産 地 |
群馬県 |
蔵元紹介
龍神酒造 群馬県
群馬県館林に所在する龍神酒造の創業は南北朝時代にさかのぼり、落武者毛野飛騨守尊親が毛野国(上野、下野の総称)に安住の地を得、戦国時代終焉におよび毛塚大膳守が刀を捨て、代々酒造りを伝えられたとされています。
その後、地方には珍しい名城をもつ「まるで江戸をみるようだ」と言われ徳川幕府、三府の一つとされた二十五万石の城下町館林に、尾瀬の雪どけ水が堆積して出来た、灘の宮水に優るとも劣らない名泉、龍神の井戸を見つけました。
その上に、館林城築城の名匠により土蔵酒蔵をつくらせ酒造業を開業しました。これが龍神酒造の前身です。
市内唯一の吟醸蔵として純米吟醸を中心に特定名称酒のみを500石醸し、機械による作業ではなく、伝統の日本酒造りを20代の若手蔵人を中心に行なっています。
酒の麹米は最高級の山田錦を使用し、すべて手作業による「手磨き洗米」を行っています。
また純米吟醸酒以上の銘柄では、びんによる一度きりの火入れを行い、一気に急冷却、その後じっくり冷暗熟成させています。
丹精こめた手造りの極み、“こだわりの美酒”尾瀬の雪どけを是非味わってみてください。
写真は竜神酒造の堀越杜氏